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クアルコムへのチップ依存。ところで、これまで消費電力の問題から「使いものにならない」といわれてきたドコモのFOMAが、ここへきて、こと待ち受け時間に関して、一気にau端末を追い抜いた。これには前述のように、パナソニックとNECの開発陣による半導体の改善が背景にある。これは自前調達型のドコモだからこそできることで、完全にブラックボックス化されているクアルコムのチップでは日本の端末メーカーも手のつけようがない。さらに、auの商品企画とクアルコムの開発計画との間でタイミングがずれる危険性もある。
その点に関して、自社でアプリケーション用のチップ(SHモバイル)を開発製造している、日立製作所で携帯電話事業を担当する岡本貞二携帯電話本部主管技師長は、クアルコムの動向を次のように見る。「クアルコムも研究者を数多く抱えているわけだから、高付加価値路線で費用を回収しなければならないという事情がある。クアルコムのチップがKDDIさんの要求する仕様にタイミングよく合えばうちのSHモバイルを使う必要はないが、やはり、サンディエゴの会社という立地からすれば、日本のマーケットのことには疎くなる。
そこのところの時間的なギャップを埋めるのが、SHモバイルということになる」このように端末メーカーのなかでも、日立のように自社で半導体を開発製造しているところは動きがとりやすいが、au陣営のほとんどのメーカーはクアルコムの開発スケジュールを睨みながら、同社のチップの性能を最大限に生かした製品づくりに勝負を賭けざるをえない。それがクアルコム一社に依存するauの強みでもあり、弱みでもあるといえる。
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そんなある日、リスナーの若い男性から、東京FMあてに、こんな問い合わせがあった。「1日、4、5時間、携帯でFMを聴いているけれども、月にどのくらい料金がかかるのか教えてください」これを聞いた盛田は、「ラジオって何なのか、こんな基本的なことを、リスナーにちゃんと伝えないといけない」と思ったそうだ。
FMラジオも携帯端末に組み込まれると、まったく別のものに見えてしまい、ラジオとして認識されない可能性があるからだ。実際に、その電話のあった翌日に、TOKYOlFMは、番組内で「FM携帯で聴いていてもラジオですから、タダです」というメッセージを流したという。ラジオを上回る音質の実現。余談だが、三洋製のFM携帯は音がいい、と関係者の間で話題になった。
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